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TITLE:福井県消化管撮影研究会
*&color(Teal){平成26年度活動};記録 [#neb3e10a]
CENTER:<<<[[平成25年度活動報告へ>活動記録/25年度記録]]
[[平成27年度活動記録へ>活動記録/27年度記録]]>>>
#br
CENTER:&color(Maroon){&size(12){内容の詳細は各''開催回数'...
#br
|~平成26年度|CENTER:~開 催 日|CENTER:~会 場|CENTER:~...
|~[[第120回>活動記録/26年度記録#x35d36a3]]|3月4日(水)|...
|~[[第119回>活動記録/26年度記録#o05e87cf]]|11月29日(土)...
|~[[第118回>活動記録/26年度記録#j0482bad]]|10月1日(水)|...
|~[[第117回>活動記録/26年度記録#v656c891]]| 8月6日(水)|...
|~[[第116回>活動記録/26年度記録#b96837ca]]| 6月4日(水)|...
#br
#br
*第120回研究会 [#x35d36a3]
**会員発表 「症例検討」 [#kc4426c7]
***福井県立病院 谷嶋 良宣さん [#ubb2263f]
>今回は、読影用のチェックシートを用いながら、各症例でのX...
また、診断をつけるためには、逆にどのような写真を撮る必要...
肉眼型分類に従って症例の提示があった。
#ref(tanishima120.jpg,around,left,nolink,55%)
まずはType0-Ⅰの症例のX線画像をどのように読んでいくかを...
そのために、さっそく読影用シート(隆起性病変)に照らし合...
隆起の数は単発で粘膜集中はない。~
隆起の立ち上がりはY-Ⅲと思われる。~
正面形状は不整形。頂上形状は凹凸があり分葉化している。~
隆起部分の粘膜模様は…という具合に読んでいく。~
X線画像診断報告では、幽門前部~十二指腸球部の前・後壁に...
肉眼分類はType0-Ⅰで、深達度はSMであると報告されていた。~
続いて内視鏡画像が提示された。~
内視鏡の検査報告では、幽門輪前部後壁~小彎にかけて広基性...
部分切除がされており、病理診断結果は、~
Early gastric cancer, poorly differentiated adenocarcinom...
[ L, Post, Type0‐Ⅰ, 46×35㎜, por1>pap, pT1b2(SM2, 9430μ...
Acute cholecystitis~
であった。
#br
続いてType0-Ⅱaの症例である。~
再び読影シート(隆起性病変)に照らし合わせて進めていく。~
X線画像では直径3㎝程度の低い隆起性病変で、範囲は前庭部小...
扁平隆起の辺縁は分葉化しており、隆起の内部にびらん・潰瘍...
深達度はSMのType0‐Ⅱaでtub1であると報告されていた。~
再度、X線画像を見直して、隆起辺縁の分葉状部分や、隆起内部...
このような症例では、隆起内部の性状までをも写し出し、また...
幽門側胃切除がされており、病理診断結果は旧式での記載とな...
Early gastric cancer, well differentiated tubular adenoca...
[ L, less, Type0 Ⅱa, 5.6×4.2㎝, tub1>pap, m, ul-, INFa,...
であった。
#br
次はType0-Ⅱcの症例である。~
再び読影チェックシート(陥凹性病変)にてX線画像を読んでい...
胃体中部の小彎から後壁にかけて、F線近傍領域に単発の陥凹が...
陥凹辺縁は明瞭であり、陥凹面に大小不同の顆粒が認められる。~
その他にもヒダの集中があるのかどうか、また、ヒダ先端の状...
陥凹性病変の場合は、面・境界・ヒダの3要素に分解してみると...
そして、表面性状の表現に使われる4つの用語、境界所見に使わ...
内視鏡では体下部小彎後壁に直径2㎝のType0-Ⅱc病変があり、...
幽門側胃切除がされており、病理診断結果は~
Early gastric cancer, poorly differentiated adenocarcinom...
[ M, Post, Type0‐Ⅱc, 37×24㎜, por1>sig, pT1a(M), UL(...
であった。
#br
続いてはType1の症例である。~
同様に読影チェックシートに従って読んでいくと、単発の隆起...
正面形状は不整形で頂上形状は凹凸があり分葉状である。~
X線診断報告書には噴門部後壁に立ち上がりが急峻で不整形な隆...
内視鏡では噴門部大彎を中心にした隆起性病変。~
分葉、球状で直径6㎝大。柔らかく可動性もよい。隆起の基部も...
X線画像では正面像だけでなく側面像も捉えて、病変部にバリ...
噴門側胃切除がされており、病理診断結果は、~
Advanced gastric cancer, papillary adenocarcinoma~
[ U, Gre, Type1, 70×42㎜, pap, pT2(MP), med, INFb, ly1...
であった。
#br
次はType2である。~
X線画像診断では前庭部前壁に潰瘍を形成し、潰瘍をとりまく...
内視鏡では前庭部前壁に45㎜のType2が認められ深達度はSEと報...
再度、X線画像を振り返って、陥凹面の状態や陥凹内に隆起が...
噴門側胃切除がされており、病理診断結果は~
Advanced gastric cancer, papillary adenocarcinoma~
[ L, Ant, Type2, 46×36㎜, pap>por1, pT4a(SE), med, INF...
Metastatic adenocarcinoma, liver~
であった。
#ref(120kaijou.jpg,around,right,nolink,50%)
#br
次はType3である。~
X線画像診断では前庭部の前・後壁に潰瘍を形成し、潰瘍をと...
内視鏡では胃角から前庭部小彎に不整潰瘍があり、8㎝程のType...
幽門側胃切除がされており、病理診断結果は~
Advanced gastric cancer, poorly differentiated adenocarci...
[ L, Less, Type3, 90×85㎜, por2>por1>sig, pT4a(SE), s...
であった。~
内視鏡ではType2と報告されたが、結果はX線診断の通りであっ...
病変が大きくなると全体像が把握しやすいX線像の方が正確に...
#br
最後はType4である。~
X線画像診断では胃体部大彎にヒダの太まり、胃壁の硬化・変...
内視鏡ではType4で、胃体部大彎のヒダは柔らかいが壁伸展はや...
粘膜面に明らかな癌の露出は認められないとのことであった。~
化学療法後に胃全摘がされており、~
Post‐chemotherapy state, few cancer tissue remaining, sto...
Metastatic adenocarcinoma, lymph node~
となっていた。
#br
最後に分化型・未分化型についての解説になった。~
過去にもいろんな形で何度も繰り返されている話であるが、な...
従って、組織型の鑑別ができるような、肉眼的変化の特徴を写...
組織型の特徴を頭に入れておけば病変に出会った時、それを写...
冷静な判断で肉眼的変化の特徴をきっちりと写真に映し出し、...
**症例検討Ⅲ [#xcdca571]
***福井県予防医学協会 平田 智嗣さん [#c6313e19]
>続いて平田会員による症例検討シリーズの第3弾である。2例の...
1例目は「異常なし」の症例であったが、どの写真でも幽門前庭...
会場からは、胆嚢摘出の手術をされた方に前庭部の膨らみが悪...
#ref(hirata120.jpg,around,right,nolink,50%)
#br
2例目の症例は胃体下部小彎やや前壁よりにヒダの集中を伴う辺...
枕を入れたやや腹臥位頭低位の写真が追加撮影されていたが、...
#br
最後に第117回での症例検討で、胃癌手術と同時に胆嚢と脾臓を...
胆石を合併している場合は胃癌手術と同時に胆摘を行う場合が...
一部の進行癌で術後胆嚢炎予防のために胆摘を行うという考え...
脾臓摘出については、一部の進行胃癌に対して脾門リンパ節、...
早期胃癌で胃全摘、噴門部胃切除を行う場合は脾門リンパ節転...
平田会員、3回にわたっての症例検討シリーズ、大変お疲れ様で...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
*第119回研究会 [#o05e87cf]
**特別講演 「Ba検査における粘液除去の必要性」 [#x77cbbcf]
** ①注腸検査における粘液除去(大腸洗浄法)...
** ②ピロリ菌除菌時代の胃X線検査手法につい...
***倉敷成人病センター 鷲見 和幸 先生 [#z697dd33]
>
#ref(sumi.jpg,around,left,nolink,65%,倉敷成人病センター ...
鷲見先生は胃X線検査に携わる中で、いかにしてバリウムを粘膜...
そんな話から始まった今回の講演の結論は、バリウム検査にお...
現在、女性のがん死亡率がトップである大腸癌を減少させてい...
「福井県がん登録を利用した精検法の比較の報告」によると、...
先生の施設で、患者申告での便色と実際の便色の状態を比較し...
注腸X線検査における前処置については、ブラウン変法(高張液...
#ref(119kai.jpg,around,right,nolink,45%)
前処置不良の場合、従来はバリウムでの残渣洗浄を行っていた...
そこで、先生が提唱しておられるのが、小腸に流出しても気に...
大腸洗浄法を用いることで、深部結腸のFNP描出を上行結腸で95...
また、洗浄液を温水にすることで、大腸の蠕動が抑制される傾...
続いて、先生の施設での大腸洗浄法を用いた注腸X線検査のルー...
注腸X線検査手技のポイントをまとめると、 ① バリウムをひと...
残渣が無くなれば、後はテクニックの見せどころであり、圧迫...
#br
#ref(119kai2.jpg,around,left,nolink,45%)
次に、胃X線検査における背景粘膜診断についての話になった...
ただし、評価に用いる写真は適切に伸展させた二重造影像で、...
胃液を除去するためには、胃液とバリウムとを十分に混ぜ合わ...
台の起倒とハーフターン、45度ターンを組み合わせてバリウム...
最後に、胃も腸も背景粘膜の描出には消化液の除去が不可欠で...
その後、会場からは、直腸、S状結腸へのバリウムの付け方に...
先生はスライドに使う写真には、できるだけ直近に撮影したも...
胃の粘膜を女性の肌に例えられて、下地も付けずに顔に直接フ...
懇親会の席で言われていたが、疑問点を追求し、最善の方法を...
非常に聞きやすい声のトーンとスピードで、話が非常に上手で...
先生には、お忙しいところ福井までお越しいただいたことにこ...
**会員発表 「胃病変の描出方法 -イマジネーション力をつ...
***福井県済生会病院 坪内 啓正 さん [#zacd1623]
>
#ref(tubouti.jpg,around,right,nolink,50%,済生会病院 坪内 ...
精密胃透視の依頼があった場合にどのように撮影しますか?と...
症例は70才台の男性で既往歴はなし。ピロリ菌除菌歴あり。健...
精検にてgroup5、高分化型腺癌を疑われて精密胃透視の依頼が...
この投げかけに対して会場からは、右側臥位から逆傾斜にして...
発表者はまず、胃の形を見てから軽度逆傾斜で小彎にバリウム...
実際には、横胃でかなりバリウムが流れやすかったようで、最...
会場からは、精密胃透視であれば、最初に半立位でよく振って...
鷲見先生からは、シェイキングの様子を見るとバリウムの上澄...
会場からのゾンデを使わないのかという質問に対しては、ゾン...
結果は16×22㎜の深達度smの早期癌で組織はtub2>1でESDを行...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
#br
#br
*第118回研究会 [#j0482bad]
**学会報告 日本消化器がん検診学会総会報告 『 「胃X線...
***福井県健康管理協会 西村 宣広さん [#c7bfebf2]
>6月に福井市で行われた日本消化器がん検診学会総会のランチ...
非常に良い内容であったのだが、会場が狭かったために講演を...
#ref(nisimura.jpg,around,left,nolink,37%,福井県健康管理協...
虎の巻はSTEP1~STEP5までの5段階で構成されており、この段階...
STEP1は基準撮影法をマスターしてそれに準じた撮影を行うこと...
ただ、STEP1をクリアーすれば良いわけではなく、基準撮影法の...
「造影効果」では、高濃度バリウムの性能を最大限に引き出す...
「描出範囲」では、二重造影部を広く出すための条件について...
STEP2では、特異度が高い検査=がんが無いですよという写真を...
STEP3は、それぞれの胃形に応じた最適な応用撮影ができること...
STEP4では読影能の習得を行う。読影能の3つの因子はS:SENCE...
そのためには勉強会に多く出て、画像だけでなくマクロやミク...
最後のSTEP5では病変を的確に描写する追加撮影ができるように...
このSTEP1からSTEP5までを積み重ねることで良い写真を撮って...
「虎の巻き」は、一見、当たり前の事が述べられているように...
1枚1枚の写真に手を抜かず、妥協することなく精度の高い写真...
会場からは、バリウムの調整を温湯で撹拌することについての...
**症例検討Ⅱ [#k70fc7aa]
***福井県予防医学協会 平田 智嗣さん [#o7911148]
>前回の症例検討の続きを予防医学協会の平田さんの進行で行っ...
症例6は胃体下部前壁・ヒダの集中を伴う陥凹性病変で潰瘍瘢痕...
症例7は胃体中部前壁に粘膜集中を伴うアレア不整な陥凹性病変...
症例8は異常なし。~
症例9は幽門前部後壁に円形の隆起があり、隆起の辺縁は平滑で...
症例10は胃体上部後壁に隆起性のBridging foldを伴う透亮像が...
症例11は胃体下部前壁にヒダの集中を伴う陥凹性病変が認めら...
症例12は胃体上部後壁の粘膜集中を伴うアレアの不整な陥凹性...
**会員発表 「胃癌取扱い規約の解説」 [#j6de09ee]
***福井県予防医学協会 片田 武彦さん [#g3d275b4]
>
#ref(katada.jpg,around,left,nolink,47%,福井県予防医学協会...
翌週に富山県で行われる検診従事者研修会初心者コース読影基...
今回はその内容について、読影技術検定の試験対策に役立つ話...
まずは記載の方法についてであるが、~
L,Less,Type2,50×20㎜,tub1>tub2,pT2,int,INFb,ly1...
pPM0(40㎜),pDM0(12㎜)~
例えば上記のような記載があった場合に、その意味が理解でき...
肉眼分類については、規約の第13版では0-Ⅱaと0-Ⅰ型との区別は...
続いて組織型分類についての説明があった。複数の組織型が混...
また、印環細胞癌の組織像は特徴的であり、よく試験にも出る...
壁深達度についてはT分類の説明がされたが、残念ながら会場の...
カルテなどに記載された胃癌患者の病像はこのようなルールに...
そのルールを理解して自分の行った検査結果の情報をフィード...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
*第117回研究会 [#v656c891]
**ビギナーズセミナーⅠ 「胃透視の接遇と放射線機器管理につ...
***春江病院 前川 晃一郎さん [#e6ca294f]
>
#ref(maegawa1.jpg,around,left,nolink,35%,春江病院 前川さん)
''放射線機器管理''~
機器の保守管理の話となると、どうしても堅苦しくなってしま...
そこで発表者は、様々な書籍や資料を検討した結果、皆の手元...
まずは対策型検診においての機器管理についてである。~
機器管理の目的は、受け入れ時、日常、装置保守管理時の全て...
大切な事は、事故発生時に速やかに対応を講じるために、管理...
また、すべてのスタッフへの教育が大切であり、マニュアルは...
次に施設検診についての機器管理の話である。~
始業・終業点検の目的は装置が安全に機能していることの確認...
DRの保守管理で一番大事なことは、DRでの画像をそのまま読影...
モニタに関しては、グレースケール、アーチファクト、輝度均...
また、精度を保つために、読影医師とコミュニケーションを図...
#br
#ref(117kaijou.jpg,around,right,nolink,50%,第117回)
''胃X線検査の偶発症''~
偶発症については誤嚥、腸閉塞、腸管穿孔、過敏症などが挙げ...
平成21年度の日本消化器がん検診学会のアンケートによると、...
誤嚥の対策としては、やはり問診と誤嚥対策マニュアルを作成...
また、飲水制限のある受診者についても問診時に確認すべきと...
これらを全て徹底して行っている施設ばかりではないと思うが...
#br
''放射線技師に必要な接遇''~
続いて放射線技師に必要な接遇の話に移った。~
接遇は、相手に対して関心を持つことから始まる。さらに何を...
とにかく第一印象が大切であり、出会いの0.6秒で決まってしま...
その他にも、あいさつ、言葉かけ、態度、立ち振る舞い、話を...
特に消化管の検査では、受診者にリラックスしてもらい、言葉...
接遇の向上により患者満足度が向上すれば、治療効果にも影響...
#ref(maegawa2.jpg,around,right,nolink,48%,春江病院 前川さ...
個人的に大変興味を引いたのが、「医療接遇実践マニュアル(...
一番手軽に印象を良くすることができるのが笑顔であり、口元...
日頃から上手な笑顔を作るためにトレーニングを行い、さらに...
#br
''診療放射線技師の読影''~
最後は放射線技師の読影についての話であった。~
技師が実施する「読影」とは、1.検査目的を読む、2.画像...
最後に消化管撮影の精度を上げるために一番必要な事は、撮影...
そのためには自分の撮った画像について、医師とディスカッシ...
その後、会場より質問があり、誤嚥しないための方法や誤嚥し...
**症例検討Ⅰ [#ab3c52f7]
***福井県予防医学協会 平田 智嗣さん [#r774344f]
>
#ref(hirata.jpg,around,left,nolink,30%,福井県予防医学協会...
平成23年度消化管撮影技術向上セミナーで行った症例検討会の...
&color(Maroon){''1例目''};は2か所の病変があり、胃体中部後...
15×10㎜の未分化型の0-Ⅲ型で深達度はT1aであった。~
もう1つは胃体下部後壁小彎よりの粘膜集中を伴う陥凹性病変で...
&color(Maroon){''2例目''};の症例は胃体上部小彎に粘膜集中...
&color(Maroon){''3例目''};は異常なし。~
&color(Maroon){''4例目''};は胃体下部後壁小彎よりのアレア...
&color(Maroon){''5例目''};は胃体上部小彎に粘膜集中を伴う...
45×30㎜の未分化型のⅡcで深達度はT1bであった。~
最後に胃切除時に胆嚢や脾臓を取った症例があるがなぜか?と...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
*第116回研究会 [#b96837ca]
**会員発表 「平成24年度胃がん検診結果報告」 [#g04bbd8d]
***福井県立病院 谷嶋 良宣さん [#ub89fa8a]
***福井県健康管理協会 西村 宣広さん [#t8b1c262]
>6月7日の日本消化器がん検診学会総会において胃合同症例検討...
集検の写真では、胃体中部後壁にヒダの集中を伴う不整な陥凹...
その後、有管法による精密胃透視の写真が呈示された。集検で...
両方ともに深達度はT1b2で、管状腺癌(tub1)のⅡcであり、体...
病理所見は共に胃癌の特殊型の1つとされているgastric carci...
全胃癌の1~2%の頻度で発生する稀な組織型である。癌細胞よ...
今回の集検写真では、牛角胃であったため、体上部がバリウム...
#br
続いて平成23年度の胃がん検診にて要精検となり、県立病院に...
#ref(116 kaijou.jpg,around,left,nolink,50%,第116回)
''&color(Maroon){症例①};'' 集検の写真では、前庭部前壁大...
円形でSMT様の隆起があり、はっきりしないが、隆起の中に浅い...
内視鏡で見ても、隆起の表面に浅い陥凹があるように見えたが...
''&color(Maroon){症例②};'' 集検の写真では胃角部大彎の隆...
精密胃透視の写真では、体上部大彎側にわずかな辺縁不整とラ...
他部位指摘で早期癌が見つかった症例であった。~
''&color(Maroon){症例③};'' 集検の写真では胃角部後壁に中...
精密胃透視の写真では、隆起のなかに見えていた陥凹の所見が...
''&color(Maroon){症例④};'' 集検では前壁レリーフ集中にて...
後から集検の写真を見直すと、病変が写っているようにも思え...
#ref(116 kaijou2.jpg,around,right,nolink,50%,第116回)
''&color(Maroon){症例⑤};'' この症例も集検の写真をよく見...
胃角部から前庭部にかけての前壁に不整な塊状の隆起があり、4...
''&color(Maroon){症例⑥};'' 体上部後壁大彎側寄りに隆起性...
32×30㎜の2型で漿膜まで浸潤しているT4aであった。残念なが...
''&color(Maroon){症例⑦};'' 体中部前壁の70×54㎜と範囲が広...
''&color(Maroon){症例⑧};'' 集検の写真では体中部から胃角...
結果は胃体下部から体上部にかけての小彎中心に116×82㎜とい...
**平成26年度総会 [#wb530c49]
***平成25年度事業報告・会計報告 [#vcf182da]
***平成26年度事業計画案 [#q64a8d6f]
***その他 [#jb7df64f]
#br
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
#br
CENTER:<<<[[平成25年度活動記録へ>活動記録/25年度記録]]
[[平成27年度活動記録へ>活動記録/27年度記録]]>>>
#br
CENTER:[[''年度別活動記録へ''>活動記録#o8407238]]
#br
//---記述担当山川--//
終了行:
TITLE:福井県消化管撮影研究会
*&color(Teal){平成26年度活動};記録 [#neb3e10a]
CENTER:<<<[[平成25年度活動報告へ>活動記録/25年度記録]]
[[平成27年度活動記録へ>活動記録/27年度記録]]>>>
#br
CENTER:&color(Maroon){&size(12){内容の詳細は各''開催回数'...
#br
|~平成26年度|CENTER:~開 催 日|CENTER:~会 場|CENTER:~...
|~[[第120回>活動記録/26年度記録#x35d36a3]]|3月4日(水)|...
|~[[第119回>活動記録/26年度記録#o05e87cf]]|11月29日(土)...
|~[[第118回>活動記録/26年度記録#j0482bad]]|10月1日(水)|...
|~[[第117回>活動記録/26年度記録#v656c891]]| 8月6日(水)|...
|~[[第116回>活動記録/26年度記録#b96837ca]]| 6月4日(水)|...
#br
#br
*第120回研究会 [#x35d36a3]
**会員発表 「症例検討」 [#kc4426c7]
***福井県立病院 谷嶋 良宣さん [#ubb2263f]
>今回は、読影用のチェックシートを用いながら、各症例でのX...
また、診断をつけるためには、逆にどのような写真を撮る必要...
肉眼型分類に従って症例の提示があった。
#ref(tanishima120.jpg,around,left,nolink,55%)
まずはType0-Ⅰの症例のX線画像をどのように読んでいくかを...
そのために、さっそく読影用シート(隆起性病変)に照らし合...
隆起の数は単発で粘膜集中はない。~
隆起の立ち上がりはY-Ⅲと思われる。~
正面形状は不整形。頂上形状は凹凸があり分葉化している。~
隆起部分の粘膜模様は…という具合に読んでいく。~
X線画像診断報告では、幽門前部~十二指腸球部の前・後壁に...
肉眼分類はType0-Ⅰで、深達度はSMであると報告されていた。~
続いて内視鏡画像が提示された。~
内視鏡の検査報告では、幽門輪前部後壁~小彎にかけて広基性...
部分切除がされており、病理診断結果は、~
Early gastric cancer, poorly differentiated adenocarcinom...
[ L, Post, Type0‐Ⅰ, 46×35㎜, por1>pap, pT1b2(SM2, 9430μ...
Acute cholecystitis~
であった。
#br
続いてType0-Ⅱaの症例である。~
再び読影シート(隆起性病変)に照らし合わせて進めていく。~
X線画像では直径3㎝程度の低い隆起性病変で、範囲は前庭部小...
扁平隆起の辺縁は分葉化しており、隆起の内部にびらん・潰瘍...
深達度はSMのType0‐Ⅱaでtub1であると報告されていた。~
再度、X線画像を見直して、隆起辺縁の分葉状部分や、隆起内部...
このような症例では、隆起内部の性状までをも写し出し、また...
幽門側胃切除がされており、病理診断結果は旧式での記載とな...
Early gastric cancer, well differentiated tubular adenoca...
[ L, less, Type0 Ⅱa, 5.6×4.2㎝, tub1>pap, m, ul-, INFa,...
であった。
#br
次はType0-Ⅱcの症例である。~
再び読影チェックシート(陥凹性病変)にてX線画像を読んでい...
胃体中部の小彎から後壁にかけて、F線近傍領域に単発の陥凹が...
陥凹辺縁は明瞭であり、陥凹面に大小不同の顆粒が認められる。~
その他にもヒダの集中があるのかどうか、また、ヒダ先端の状...
陥凹性病変の場合は、面・境界・ヒダの3要素に分解してみると...
そして、表面性状の表現に使われる4つの用語、境界所見に使わ...
内視鏡では体下部小彎後壁に直径2㎝のType0-Ⅱc病変があり、...
幽門側胃切除がされており、病理診断結果は~
Early gastric cancer, poorly differentiated adenocarcinom...
[ M, Post, Type0‐Ⅱc, 37×24㎜, por1>sig, pT1a(M), UL(...
であった。
#br
続いてはType1の症例である。~
同様に読影チェックシートに従って読んでいくと、単発の隆起...
正面形状は不整形で頂上形状は凹凸があり分葉状である。~
X線診断報告書には噴門部後壁に立ち上がりが急峻で不整形な隆...
内視鏡では噴門部大彎を中心にした隆起性病変。~
分葉、球状で直径6㎝大。柔らかく可動性もよい。隆起の基部も...
X線画像では正面像だけでなく側面像も捉えて、病変部にバリ...
噴門側胃切除がされており、病理診断結果は、~
Advanced gastric cancer, papillary adenocarcinoma~
[ U, Gre, Type1, 70×42㎜, pap, pT2(MP), med, INFb, ly1...
であった。
#br
次はType2である。~
X線画像診断では前庭部前壁に潰瘍を形成し、潰瘍をとりまく...
内視鏡では前庭部前壁に45㎜のType2が認められ深達度はSEと報...
再度、X線画像を振り返って、陥凹面の状態や陥凹内に隆起が...
噴門側胃切除がされており、病理診断結果は~
Advanced gastric cancer, papillary adenocarcinoma~
[ L, Ant, Type2, 46×36㎜, pap>por1, pT4a(SE), med, INF...
Metastatic adenocarcinoma, liver~
であった。
#ref(120kaijou.jpg,around,right,nolink,50%)
#br
次はType3である。~
X線画像診断では前庭部の前・後壁に潰瘍を形成し、潰瘍をと...
内視鏡では胃角から前庭部小彎に不整潰瘍があり、8㎝程のType...
幽門側胃切除がされており、病理診断結果は~
Advanced gastric cancer, poorly differentiated adenocarci...
[ L, Less, Type3, 90×85㎜, por2>por1>sig, pT4a(SE), s...
であった。~
内視鏡ではType2と報告されたが、結果はX線診断の通りであっ...
病変が大きくなると全体像が把握しやすいX線像の方が正確に...
#br
最後はType4である。~
X線画像診断では胃体部大彎にヒダの太まり、胃壁の硬化・変...
内視鏡ではType4で、胃体部大彎のヒダは柔らかいが壁伸展はや...
粘膜面に明らかな癌の露出は認められないとのことであった。~
化学療法後に胃全摘がされており、~
Post‐chemotherapy state, few cancer tissue remaining, sto...
Metastatic adenocarcinoma, lymph node~
となっていた。
#br
最後に分化型・未分化型についての解説になった。~
過去にもいろんな形で何度も繰り返されている話であるが、な...
従って、組織型の鑑別ができるような、肉眼的変化の特徴を写...
組織型の特徴を頭に入れておけば病変に出会った時、それを写...
冷静な判断で肉眼的変化の特徴をきっちりと写真に映し出し、...
**症例検討Ⅲ [#xcdca571]
***福井県予防医学協会 平田 智嗣さん [#c6313e19]
>続いて平田会員による症例検討シリーズの第3弾である。2例の...
1例目は「異常なし」の症例であったが、どの写真でも幽門前庭...
会場からは、胆嚢摘出の手術をされた方に前庭部の膨らみが悪...
#ref(hirata120.jpg,around,right,nolink,50%)
#br
2例目の症例は胃体下部小彎やや前壁よりにヒダの集中を伴う辺...
枕を入れたやや腹臥位頭低位の写真が追加撮影されていたが、...
#br
最後に第117回での症例検討で、胃癌手術と同時に胆嚢と脾臓を...
胆石を合併している場合は胃癌手術と同時に胆摘を行う場合が...
一部の進行癌で術後胆嚢炎予防のために胆摘を行うという考え...
脾臓摘出については、一部の進行胃癌に対して脾門リンパ節、...
早期胃癌で胃全摘、噴門部胃切除を行う場合は脾門リンパ節転...
平田会員、3回にわたっての症例検討シリーズ、大変お疲れ様で...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
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*第119回研究会 [#o05e87cf]
**特別講演 「Ba検査における粘液除去の必要性」 [#x77cbbcf]
** ①注腸検査における粘液除去(大腸洗浄法)...
** ②ピロリ菌除菌時代の胃X線検査手法につい...
***倉敷成人病センター 鷲見 和幸 先生 [#z697dd33]
>
#ref(sumi.jpg,around,left,nolink,65%,倉敷成人病センター ...
鷲見先生は胃X線検査に携わる中で、いかにしてバリウムを粘膜...
そんな話から始まった今回の講演の結論は、バリウム検査にお...
現在、女性のがん死亡率がトップである大腸癌を減少させてい...
「福井県がん登録を利用した精検法の比較の報告」によると、...
先生の施設で、患者申告での便色と実際の便色の状態を比較し...
注腸X線検査における前処置については、ブラウン変法(高張液...
#ref(119kai.jpg,around,right,nolink,45%)
前処置不良の場合、従来はバリウムでの残渣洗浄を行っていた...
そこで、先生が提唱しておられるのが、小腸に流出しても気に...
大腸洗浄法を用いることで、深部結腸のFNP描出を上行結腸で95...
また、洗浄液を温水にすることで、大腸の蠕動が抑制される傾...
続いて、先生の施設での大腸洗浄法を用いた注腸X線検査のルー...
注腸X線検査手技のポイントをまとめると、 ① バリウムをひと...
残渣が無くなれば、後はテクニックの見せどころであり、圧迫...
#br
#ref(119kai2.jpg,around,left,nolink,45%)
次に、胃X線検査における背景粘膜診断についての話になった...
ただし、評価に用いる写真は適切に伸展させた二重造影像で、...
胃液を除去するためには、胃液とバリウムとを十分に混ぜ合わ...
台の起倒とハーフターン、45度ターンを組み合わせてバリウム...
最後に、胃も腸も背景粘膜の描出には消化液の除去が不可欠で...
その後、会場からは、直腸、S状結腸へのバリウムの付け方に...
先生はスライドに使う写真には、できるだけ直近に撮影したも...
胃の粘膜を女性の肌に例えられて、下地も付けずに顔に直接フ...
懇親会の席で言われていたが、疑問点を追求し、最善の方法を...
非常に聞きやすい声のトーンとスピードで、話が非常に上手で...
先生には、お忙しいところ福井までお越しいただいたことにこ...
**会員発表 「胃病変の描出方法 -イマジネーション力をつ...
***福井県済生会病院 坪内 啓正 さん [#zacd1623]
>
#ref(tubouti.jpg,around,right,nolink,50%,済生会病院 坪内 ...
精密胃透視の依頼があった場合にどのように撮影しますか?と...
症例は70才台の男性で既往歴はなし。ピロリ菌除菌歴あり。健...
精検にてgroup5、高分化型腺癌を疑われて精密胃透視の依頼が...
この投げかけに対して会場からは、右側臥位から逆傾斜にして...
発表者はまず、胃の形を見てから軽度逆傾斜で小彎にバリウム...
実際には、横胃でかなりバリウムが流れやすかったようで、最...
会場からは、精密胃透視であれば、最初に半立位でよく振って...
鷲見先生からは、シェイキングの様子を見るとバリウムの上澄...
会場からのゾンデを使わないのかという質問に対しては、ゾン...
結果は16×22㎜の深達度smの早期癌で組織はtub2>1でESDを行...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
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*第118回研究会 [#j0482bad]
**学会報告 日本消化器がん検診学会総会報告 『 「胃X線...
***福井県健康管理協会 西村 宣広さん [#c7bfebf2]
>6月に福井市で行われた日本消化器がん検診学会総会のランチ...
非常に良い内容であったのだが、会場が狭かったために講演を...
#ref(nisimura.jpg,around,left,nolink,37%,福井県健康管理協...
虎の巻はSTEP1~STEP5までの5段階で構成されており、この段階...
STEP1は基準撮影法をマスターしてそれに準じた撮影を行うこと...
ただ、STEP1をクリアーすれば良いわけではなく、基準撮影法の...
「造影効果」では、高濃度バリウムの性能を最大限に引き出す...
「描出範囲」では、二重造影部を広く出すための条件について...
STEP2では、特異度が高い検査=がんが無いですよという写真を...
STEP3は、それぞれの胃形に応じた最適な応用撮影ができること...
STEP4では読影能の習得を行う。読影能の3つの因子はS:SENCE...
そのためには勉強会に多く出て、画像だけでなくマクロやミク...
最後のSTEP5では病変を的確に描写する追加撮影ができるように...
このSTEP1からSTEP5までを積み重ねることで良い写真を撮って...
「虎の巻き」は、一見、当たり前の事が述べられているように...
1枚1枚の写真に手を抜かず、妥協することなく精度の高い写真...
会場からは、バリウムの調整を温湯で撹拌することについての...
**症例検討Ⅱ [#k70fc7aa]
***福井県予防医学協会 平田 智嗣さん [#o7911148]
>前回の症例検討の続きを予防医学協会の平田さんの進行で行っ...
症例6は胃体下部前壁・ヒダの集中を伴う陥凹性病変で潰瘍瘢痕...
症例7は胃体中部前壁に粘膜集中を伴うアレア不整な陥凹性病変...
症例8は異常なし。~
症例9は幽門前部後壁に円形の隆起があり、隆起の辺縁は平滑で...
症例10は胃体上部後壁に隆起性のBridging foldを伴う透亮像が...
症例11は胃体下部前壁にヒダの集中を伴う陥凹性病変が認めら...
症例12は胃体上部後壁の粘膜集中を伴うアレアの不整な陥凹性...
**会員発表 「胃癌取扱い規約の解説」 [#j6de09ee]
***福井県予防医学協会 片田 武彦さん [#g3d275b4]
>
#ref(katada.jpg,around,left,nolink,47%,福井県予防医学協会...
翌週に富山県で行われる検診従事者研修会初心者コース読影基...
今回はその内容について、読影技術検定の試験対策に役立つ話...
まずは記載の方法についてであるが、~
L,Less,Type2,50×20㎜,tub1>tub2,pT2,int,INFb,ly1...
pPM0(40㎜),pDM0(12㎜)~
例えば上記のような記載があった場合に、その意味が理解でき...
肉眼分類については、規約の第13版では0-Ⅱaと0-Ⅰ型との区別は...
続いて組織型分類についての説明があった。複数の組織型が混...
また、印環細胞癌の組織像は特徴的であり、よく試験にも出る...
壁深達度についてはT分類の説明がされたが、残念ながら会場の...
カルテなどに記載された胃癌患者の病像はこのようなルールに...
そのルールを理解して自分の行った検査結果の情報をフィード...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
*第117回研究会 [#v656c891]
**ビギナーズセミナーⅠ 「胃透視の接遇と放射線機器管理につ...
***春江病院 前川 晃一郎さん [#e6ca294f]
>
#ref(maegawa1.jpg,around,left,nolink,35%,春江病院 前川さん)
''放射線機器管理''~
機器の保守管理の話となると、どうしても堅苦しくなってしま...
そこで発表者は、様々な書籍や資料を検討した結果、皆の手元...
まずは対策型検診においての機器管理についてである。~
機器管理の目的は、受け入れ時、日常、装置保守管理時の全て...
大切な事は、事故発生時に速やかに対応を講じるために、管理...
また、すべてのスタッフへの教育が大切であり、マニュアルは...
次に施設検診についての機器管理の話である。~
始業・終業点検の目的は装置が安全に機能していることの確認...
DRの保守管理で一番大事なことは、DRでの画像をそのまま読影...
モニタに関しては、グレースケール、アーチファクト、輝度均...
また、精度を保つために、読影医師とコミュニケーションを図...
#br
#ref(117kaijou.jpg,around,right,nolink,50%,第117回)
''胃X線検査の偶発症''~
偶発症については誤嚥、腸閉塞、腸管穿孔、過敏症などが挙げ...
平成21年度の日本消化器がん検診学会のアンケートによると、...
誤嚥の対策としては、やはり問診と誤嚥対策マニュアルを作成...
また、飲水制限のある受診者についても問診時に確認すべきと...
これらを全て徹底して行っている施設ばかりではないと思うが...
#br
''放射線技師に必要な接遇''~
続いて放射線技師に必要な接遇の話に移った。~
接遇は、相手に対して関心を持つことから始まる。さらに何を...
とにかく第一印象が大切であり、出会いの0.6秒で決まってしま...
その他にも、あいさつ、言葉かけ、態度、立ち振る舞い、話を...
特に消化管の検査では、受診者にリラックスしてもらい、言葉...
接遇の向上により患者満足度が向上すれば、治療効果にも影響...
#ref(maegawa2.jpg,around,right,nolink,48%,春江病院 前川さ...
個人的に大変興味を引いたのが、「医療接遇実践マニュアル(...
一番手軽に印象を良くすることができるのが笑顔であり、口元...
日頃から上手な笑顔を作るためにトレーニングを行い、さらに...
#br
''診療放射線技師の読影''~
最後は放射線技師の読影についての話であった。~
技師が実施する「読影」とは、1.検査目的を読む、2.画像...
最後に消化管撮影の精度を上げるために一番必要な事は、撮影...
そのためには自分の撮った画像について、医師とディスカッシ...
その後、会場より質問があり、誤嚥しないための方法や誤嚥し...
**症例検討Ⅰ [#ab3c52f7]
***福井県予防医学協会 平田 智嗣さん [#r774344f]
>
#ref(hirata.jpg,around,left,nolink,30%,福井県予防医学協会...
平成23年度消化管撮影技術向上セミナーで行った症例検討会の...
&color(Maroon){''1例目''};は2か所の病変があり、胃体中部後...
15×10㎜の未分化型の0-Ⅲ型で深達度はT1aであった。~
もう1つは胃体下部後壁小彎よりの粘膜集中を伴う陥凹性病変で...
&color(Maroon){''2例目''};の症例は胃体上部小彎に粘膜集中...
&color(Maroon){''3例目''};は異常なし。~
&color(Maroon){''4例目''};は胃体下部後壁小彎よりのアレア...
&color(Maroon){''5例目''};は胃体上部小彎に粘膜集中を伴う...
45×30㎜の未分化型のⅡcで深達度はT1bであった。~
最後に胃切除時に胆嚢や脾臓を取った症例があるがなぜか?と...
RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
*第116回研究会 [#b96837ca]
**会員発表 「平成24年度胃がん検診結果報告」 [#g04bbd8d]
***福井県立病院 谷嶋 良宣さん [#ub89fa8a]
***福井県健康管理協会 西村 宣広さん [#t8b1c262]
>6月7日の日本消化器がん検診学会総会において胃合同症例検討...
集検の写真では、胃体中部後壁にヒダの集中を伴う不整な陥凹...
その後、有管法による精密胃透視の写真が呈示された。集検で...
両方ともに深達度はT1b2で、管状腺癌(tub1)のⅡcであり、体...
病理所見は共に胃癌の特殊型の1つとされているgastric carci...
全胃癌の1~2%の頻度で発生する稀な組織型である。癌細胞よ...
今回の集検写真では、牛角胃であったため、体上部がバリウム...
#br
続いて平成23年度の胃がん検診にて要精検となり、県立病院に...
#ref(116 kaijou.jpg,around,left,nolink,50%,第116回)
''&color(Maroon){症例①};'' 集検の写真では、前庭部前壁大...
円形でSMT様の隆起があり、はっきりしないが、隆起の中に浅い...
内視鏡で見ても、隆起の表面に浅い陥凹があるように見えたが...
''&color(Maroon){症例②};'' 集検の写真では胃角部大彎の隆...
精密胃透視の写真では、体上部大彎側にわずかな辺縁不整とラ...
他部位指摘で早期癌が見つかった症例であった。~
''&color(Maroon){症例③};'' 集検の写真では胃角部後壁に中...
精密胃透視の写真では、隆起のなかに見えていた陥凹の所見が...
''&color(Maroon){症例④};'' 集検では前壁レリーフ集中にて...
後から集検の写真を見直すと、病変が写っているようにも思え...
#ref(116 kaijou2.jpg,around,right,nolink,50%,第116回)
''&color(Maroon){症例⑤};'' この症例も集検の写真をよく見...
胃角部から前庭部にかけての前壁に不整な塊状の隆起があり、4...
''&color(Maroon){症例⑥};'' 体上部後壁大彎側寄りに隆起性...
32×30㎜の2型で漿膜まで浸潤しているT4aであった。残念なが...
''&color(Maroon){症例⑦};'' 体中部前壁の70×54㎜と範囲が広...
''&color(Maroon){症例⑧};'' 集検の写真では体中部から胃角...
結果は胃体下部から体上部にかけての小彎中心に116×82㎜とい...
**平成26年度総会 [#wb530c49]
***平成25年度事業報告・会計報告 [#vcf182da]
***平成26年度事業計画案 [#q64a8d6f]
***その他 [#jb7df64f]
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RIGHT:文責N,Y 校正K,K
#br
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CENTER:<<<[[平成25年度活動記録へ>活動記録/25年度記録]]
[[平成27年度活動記録へ>活動記録/27年度記録]]>>>
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CENTER:[[''年度別活動記録へ''>活動記録#o8407238]]
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//---記述担当山川--//
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