平成13年度活動記録

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開 催 回開 催 日会  場内  容
第49回H14年4月3日(水)福井県立病院特別講演「胃前壁二重造影撮影法について」
第48回H14年3月6日(水)丹南病院医師講演「大腸内視鏡検査と大腸腫瘍」
症例検討会
注腸ルーチン撮影の紹介
施設見学
第47回H13年12月5日(水)春江病院会員発表「胃集検発見がんフィルムの検討」
特別講演「消化管撮影の『心技体』」
メーカー講演「硫酸バリウム製剤について」
胃ルーチンの紹介と画像評価②「中村病院ルーチン」
第46回H13年10月3日(水)福井社会保険病院メーカー講演「最近の消化管用フィルム(ADシステム)について」
胃ルーチンの紹介と画像評価①「福井総合病院ルーチン」
症例検討会
施設見学
第45回H13年8月8日(水)福井県済生会病院医師講演「胃癌の標準治療と胃X線診断の役割」
症例検討会
第44回H13年6月6日(水)福井県立病院平成13年度総会
ビデオ講演会「胃X線診断に役立つ臨床病理-ミクロからX線写真へのフィードバック」
症例検討会

第49回研究会

特別講演     「 胃前壁二重造影撮影法について 」

淀川キリスト教病院放射線部副主任    吉本 勝 先生

淀川キリスト教病院 吉本先生

今回の講演は、「胃前壁二重造影撮影法について」という事でお願いをしていたが、前壁二重造影は ルーチンの中での一つの撮影法にすぎず、前壁撮影だけにこだわっているとルーチン撮影全体のバランスを崩してしまうという吉本先生の考えにより、上部消化管撮影法全体についてと、その中で特に胃前壁二重造影撮影法を中心にお話していただく事になった。
最初に、吉本先生の普段のルーチン撮影を紹介して頂いた。機器はオーバーチューブ方式、バリウムは200%195ccを飲用し、近接撮影にて行なっているそうだ。検査前に透視下で腹部チェック(イレウス・フリーエアーなど)、次にバリウム100cc程飲用し食道のチェック、胃形の把握、腹臥位圧迫にて大きな病変がないかチェックを行なう。
その後、台を起てて発泡剤5gを飲んでもらう(前壁撮影も考慮しているとのことであった)。
残りのバリウムで食道を撮影し、“ バリウム飲み終り後必ず口を拭いてもらう”これが受診者への気配りでもあり優しさでもあろう。次に背臥位後壁二重造影を先に撮影する。この時バリウムを流さないようにローリングを行なう。
次に立位充満撮影をP→A方向で撮影する(オーバーチューブを使用の為)。
腹臥位充満、前壁撮影と撮影していく。この時枕を使用するわけであるが、場所は心窩部やや左側に当てる、そして必ず肩当てを使用する。注意する点は、枕が入るため肩当て部が長いもの(オプション品)を使い受診者の安全をはかることである。
二重造影を透視下で観察するコツは、バリウムが退いていく時(薄く流れている時)に観るのがタイミング的によい。
最後に圧迫は、しごき圧迫を利用し小彎線を飛ばさないように撮影する事が大事である。空気量がやや減ったところで幽門前部を撮影して終わる。約15分ほどの時間を使い細部まで見逃さないように検査を行なっているそうだ。
食道は第1、第2斜位をルーチンで撮影するが、病変がある場合には放射線治療も考慮して正面撮影も追加する。

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圧迫枕の作り方
❶バスタオルを長軸方向に四つ折りにし、さらに反対軸方向に二つ折りにしそのまま丸める。
必要に応じてテープで固定する。(タイプ1の枕)
❷タイプ1の枕3~4個を枕カバーに詰め込んだものをタイプ2とする
胃型により圧迫枕を使い分ける。
長胃 →  枕は使用しない。
頭低位をかけるだけで良好な二重造影を得られる事が多い。
鈎状胃 → タイプ1の枕を水平~やや半臥位の状態で心窩部に当てる
第二斜位で逆傾斜をかけ正面に戻す。

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牛角胃 → 立位にしてからタイプ2の枕を胸骨下二分の一に当て倒す
弱第二斜位位で逆傾斜にしてお尻を浮かす。
胃型が二種類のパターンに分かれるため注意が必要。
瀑状胃 → 牛角胃と同じように行なう。
枕の位置は胸骨下二分の一~心窩部に当てる
枕の位置が少しでも動くと胃型が変化するため注意が必要である。
ただ枕を当てればよいと言うわけではなく、胃型により使い分けが必要で呼気・吸気の使い方、バリウムの流れ観察など講演ではもっと詳しく吉本先生にお話をしていただき良くわかったつもりでいたが、こうして文章にすると舌足らずなところがあり誤解されるのではないかと心配に思う。そのためには普段の努力が大切で、圧迫枕を使いこなせるように研鑽を重ねていきたい。

                                 

文責K,K 校正N,Y

第48回研究会

医師講演     「 大腸内視鏡検査と大腸腫瘍 」

公立丹南病院院長     白崎 信二 先生

公立丹南病院 白崎先生

白崎先生は、県立病院に勤務しておられた頃から大腸癌についての研究に携わっておられ、今回、 大腸に関しての講演をお願いしたところ、快くお引き受けしていただきました。
先生は注腸については、あまり携わっておられず、内視鏡の話を中心に進めたいとの事でしたが、とくに今回の内容については、医師会の勉強会で話された内容との事で、難しい話についていけるかどうか心配していましたが、技師にも解りやすい言葉を選んで講演をしていただき感謝の気持ちで一杯です。
最初に腫瘍の占居部位を示す記号は覚えるようにとの事で、解剖の略語であるのだが、英語の苦手な私には?かな。
●大腸で見つかる腫瘍は
1、 良性上皮腫瘍のほとんどが腺腫である。
2、 悪性上皮腫瘍のほとんどが腺癌である。
●腫瘍の中で、癌の占める割合を占居部位ごとに表すと、
R:5割強
S:3割弱
D・T:1.5割位
A・C:3割位
となる。
これは癌と腺腫との関係であるが、Rでは病変も多く、又それが癌である確率も高く、Cでは病変の数は少ないものの、癌である確率は以外に多いとの事であった。
●経過観察による大腸癌の発育
1、術後経過観察 → 維持性多発癌・右側に多い(A)
2、腺腫の経過観察
3、腹痛など症状(+) → 進行多い
4、スクリーニング
5、大腸癌検診の精査 → 早期多い
また 粘膜レベルの話ではあるが、PG(緩徐発育)・NPG(急速発育)の違いについては、ぜひ覚えておく必要があるそうです。
●CFの見逃しの原因については、
1、ヒダ、バウヒン弁の裏
2、前処置不良
3、腸管屈曲
4、術者の未熟
があり、これらは注腸透視にも当てはまるとの事でした。
●CFの合併症
ポリペク後の出血 → 3日位までに出血することが多い
穿孔 ファイバーによる穿孔 → 1万件につき1例
切除後の穿孔 → 時々あるらしい?
切除後の穿孔に関しては、絶食にして暫く観察をしていると塞がることが多いそうである。
今回貴重な症例を見せていただきながら、また解りやすく教えていただきありがとうございました。

症例検討会

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講演に引き続いて白崎先生に解説をお願いした。
県立病院の注腸X線検査では、バムスターS100%を使用し、ジャイロで撮影しているとの事である。
今回は検診で便潜血が陽性を示しCFを先行で行なった症例であった。
注腸を行なっている施設が少ないため、研究会に“大腸の勉強会を!”と希望されている水谷さんに読影をお願いした。S の中央あたり、スパスムスを起こしている場所付近に隆起を思わせる所見があり、ココかなと思っていたら、水谷さんはSD手前にもⅡa様隆起と直線化?らしい所見を見つけて指摘しておられた。 さすがでした。私には、「言われてみればそのようにも見えるかなぁ。」という感じであった。
内視鏡フィルムの説明は白崎先生にお願いし、同部位にLST に近いⅡcとⅠs型の隆起性病変が見られるとの事であった。しかし病変を正面視しているX線写真では、腸管との重なりがひどく、今後の課題となった。切除標本を見ると、内視鏡よりX線の方が忠実に病変を表しているとのコメントをいただき安堵したしだいである。

注腸ルーチン撮影の紹介

福井県済生会病院   坪内 啓正 さん

済生会病院 坪内さん

今回、済生会病院の坪内君より注腸のルーチン撮影を紹介して頂いた。
前処置はブラウン変法に準じ、撮影枚数15枚20ショットにて検査を行なっている。~影体位については、大腸の形態に合わせて基本体位をベースにしながら臨機応変に変えているとの事であった。

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注腸撮影については白崎先生の講演にもあったが、前処置の良否が検査の成功度を左右すると言われている。そのため済生会では、前処置不良例に対しては低濃度バリウム(高浸透圧用)を注入し、残留した液状便を洗浄抜去しているそうだ。
その方法は、少量の洗浄用バリウム(30%)で直腸からS状結腸を洗浄しながら、深部大腸の 洗浄抜去が必要かつ可能と判断した場合は、さらに適量の洗浄用バリウムと空気を注入し深部大腸まで洗浄する。 洗浄後のバリウム便を体位変換により直腸まで戻して吸引抜去する。その後適量の撮影用バリウム(75%)と空気を注入し、通常の検査を実施するとの事であった。
これについては、第18回日本大腸検査学会雑誌(261-265、2001)に「注腸検査における低濃度Baを用いた残留液状便の洗浄抜去効果」として発表されているので、興味のある方は一読して下さい。
我々消化管に携わる技師 にとって、このような創意工夫は非常に大切な事である。会場のみなさんも興味をもたれたようで、洗浄効果についての質問攻めであった。坪内君によると、洗浄する事により写真の画質は良くなったと思うが課題も多いとの事で、前処置の方法等を含め今後も検討する必要があると思われる。

 

施設見学

公立丹南病院

予定時間を過ぎながらも快く案内していただき、技師長始め職員のみなさん、遅くまでありがとうございました。

文責K,K 校正N,Y

第47回研究会

会員発表      「 胃集検発見がんフィルムの検討 」

福井県健康管理協会   木村 一雄 さん

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今回、福井県消化管撮影研究会としては初めて、日本消化器集団検診学会・東海北陸技師部会に"胃集検発見がんフィルムの検討"と題して発表を行なってきました。内容はWeb上の学会発表に載っているので、今回のレポートはそこに書き足りなかった事を述べます。
症例1) 再立位の写真が提示され、体上部前壁小弯寄りに半円形上の影(周堤の一部)が写っ ています。
撮影技師は気が付いていないのか(?)、そのままで検診を終えてしまいました。はたしてそれでよいのでしょうか?
集検学会や技師部会の中で私達技師はいつも精度管理や質の向上など唱えてきましたが、その言葉が虚しくなります。初めて透視を行なう人ならともかく、それ以外の方なら気が付くべきです。確認をしてなお解らないのなら勉強するべきでしょう。
みなさんはこの写真を見てどう感じるのでしょうか?

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症例2) 異所チェックをし、精密検査の結果進行癌が見つかった症例です。
しかし、よく写真を見るとチェックできる所見もあるとの事で問題視しました。
異所チェックにより、所見のわからない小さな早期がんが見つかるのなら、それはそれで良いと思いますが、今回はそうとは思えません。
みなさんはどう思われるでしょうか?自分自信に活を入れるためにも(?)気を付けたい症例です。
症例3) 前壁レリーフの撮影時に異常所見を見つけ追加撮影をしたものの、バリウムの流出のため病変が見にくくなり、撮影体位の角度が強くなりすぎた例です。
病変を見つけた時に部位、壁在などを考えバリウムを流さない、追加撮影の順番を早めに取るなど状況に応じた臨機応変な撮影が必要と思われます。
まとめ) 今回20症例を検討した結果、追加撮影が6割程度行なわれており、ポジショニングもおおむね良好でした。しかし読影医師に、より多くの情報が伝わるような撮影を心掛けるためには、病変等のスケッチなども行い、絶対に病変を見逃さないという気構えで検査を行なう 必要があると思われます。

特別講演   「 胃X線検査の心技体 」

厚生連 滑川病院    中谷 恒夫 先生

厚生連滑川病院 中谷先生

今回、中谷先生の胃X線検査への心構えをお聞きする事で"撮影技術とは何か""何の為に学ぶ のか"を皆が再認識できる機会になればと思い、先生には、日本消化管撮影研究会・富山大会のPRをかねて講演をお願いしました。
『心』 心がこもっていないと、ただ機械的に検査をするという、あじけないものになってしまいます。また、漠然と機械的に、画一的に撮影して、読影診断に判定をゆだねるという考えは問題です。
今日研究会に出席の皆さんはそのような考えに批判的な方ばかりだと思います。常に精査のつもりで、異常所見があった場合は、追加撮影で病変を詳細に描出する努力をすべきです。
『技』 胃の画像は「装置、感材、造影剤」これらのバランス+技術です。そして撮影のタイミング、それらの総合が作品になるのです。
『体』 効率よく有意な所見のみを捨い上げることがルーチン検査の目的です。何よりもまず疾病の成り立ちを理解し、実際の写真と病理標本を対比させ、病変の顔立ちを覚え、各疾患のX 線像を理解することが不可欠であると思います。
終わりに 私たちに心や技術、そして構えを最も良く教えてくれるのは受診者です。一つ一つの症例を大事にして下さい。そうすれば必ず良い結果が出ると思います。
以上が要約文です。自分自信が忘れかけていた「心・技・体」を再認識する事で、今後の研究会に対しての道標をどうするべきか、光明が射してくる思いの中で講演が終わりました。  

メーカー講演    「 硫酸バリウム製剤について 」

(株)伏見製薬所 学術担当    竹内 修平 先生

今回は、8月に行われた日本消化器集団検診学会東海北陸支部の「消化管(胃がん検診)撮影技術向上セミナー」での講演と同じ内容を、当日聞く事ができなかった会員のために話していただきました。しかし今回も時間が押してしまい消化不良の勘は否めないのでは?と思われました。 以下内容の要約です。
間接撮影に使われているバリウム濃度は、当初80%位からはじまり、現在は180%~200%位で使用されており、6割以上の施設が140%以上で使用しています。又、粗粒子タイプを中心に低粘性で流動性の良いバリウムが多く使われ、検査精度は以前よりもかなり向上していると思われます。
又、二重造影が中心となっている撮影法において、発泡剤の必要性は言うまでもありません。発泡剤は酒石酸と炭酸水素ナトリウムの化学反応により造られ、製品として次の特徴が見られます。
1)安定したガス発生量
2)速やかな発泡と消泡
3)酸味を抑えた飲み易さ
4)投与しやすい形態
5)長期安定性
消泡液は低粘性で胃内有泡性粘液を速やかに除去し、ローリングなどで発生する泡を消泡、抑泡などを行なう性質があります。
バリウムの濃度・飲用量、発泡剤の量、消泡液の使い方などを総合的に考えて、今後の検診に役立てていきたいです。
バリウムの話は当研究会でも過去に何度か聞く機会がありましたが、発泡剤、消泡液の話など忘れかけていた基本の話が聞けて非常に良かったです。

胃ルーチンの紹介と画像評価②    「 中村病院ルーチン 」 

評価担当委員    福井県立病院  柴田 雅道 さん   

中村病院 荒谷さん

今回のルーチンは前壁撮影にレリーフ法を用いず二重造影で撮影が行なわれている。
私のような 中年技師には少々寂しく感じるのが正直な気持ちであるが、時代の流れでしょうか?
ただ二重造影で撮影する時注意してほしい事は右腰上げの角度である。その角度の取り方によっては病変が写らない時があるので、透視下での観察時に充分な注意が必要である。もちろん全ての部位において必要な事ではあるが、一番目の撮影と言う事で特に注意をしていただきたい。
撮影枚数が食道を入れて9枚と少ないが、ストマップも全て塗りつぶされ評価点数も高得点と非常に良いルーチン撮影であった。また撮影時間も一人8分と短い上にバリウムも流さないよう(球部のバリウムを胃に戻す)注意を払い撮影しているとの事であった。
提出されたフィルムが長形胃と言う事もあり、柴田委員より次の二点についてアドバイスがあった。
1) 半立位第二斜位を撮影する時腹臥位・背臥位のどちらかはもっと強い第二斜位にするとよい。
2) 幽門を含めた撮影を最低一コマは入れて欲しい。
最後に会場の中谷先生よりバリウムの戻し方についてアドバイスがあった。
ルーチン撮影について詳しい事を聞きたい人は、中村病院・荒谷先生に電話して下さるとバリウムの戻し方、ローリングの仕方・バリウム等何でも教えて下さいます。

文責K,K 校正N,Y

第46回研究会

メーカー講演    「 最近の消化管用フィルム(ADシステム)について 」

フジメディカルマネージャー     八木 実 先生

フジメディカル 八木先生

今回、東京よりフジメディカルマネージャーの八木先生をお招きして、昨年発売された『ニューADシステム』について、以前のシステムと比較しながら、特に鮮鋭度がどれ位向上したかを、開発の苦労話しも交えながら紹介していただきました。
最初にUR-1,2,3それぞれについてのX線フィルムの画像と特性曲線の関係を示して、消化管撮影に適正なフィルムとは何かをお話していただきました。
NewURシリーズにおいてはクロスオーバー光によるボケを減らし鮮鋭度を5%向上させたとのことです。
また新スクリーンでも、希土類蛍光体が発光するブルー光を蛍光変換染料が吸収してグリーン光に変化させ、又、酸化チタンの配合により光の拡散を最少にする事により、鮮鋭度が15%向上したそうです。
現在はアナログからデジタルへと時代は移行していますが、ドライフィルムの出荷が増えているため、フィルムの売り上げは以前よりも多くなっているそうです。
実際のフィルムを見せて頂いて講演は終了しましたが、やはり画像に関してはフィルム+スクリーン系が一番良いと思われます。
フィルムは ニューシステム、ニューフィルム+旧スクリーン、旧システムの3種類が用意されていましたが、歴然の差があるように感じたのは私だけではないと思います。しかし施設でシステムを交換してもなぜここまで良くならないのか?その原因を聞くことができ、はるばる勝山まで来た甲斐があったと思いました。

 

胃ルーチンの紹介と画像評価①     「 福井総合病院ルーチン 」  

評価担当委員        福井県立病院  柴田 雅道 さん   

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ルーチン撮影の紹介は研究会初期の頃にも行っていたが、今回バージョンアップと言うことで、上部消化管画像評価法を取り入れて、ストマップによる区域描出能評価と粘膜描出能評価を行う事にした。
しかしながら福井総合病院においてはDRに移行と言うことでルーチン撮影の説明は、ディジタル画像をフィルム上におとして紹介してもらった。
画像評価には適さないため、直接撮影のフィルムも借りたが、ややバリウム飲料が少なく評価点が低かった。
会場よりバリウム飲量の適正量は?と質問があったがみなさんの施設ではどのようにして決めていますか、会場に来て教えて下さい。
またルーチン撮影について詳しく聞きたい方は末本先生までお電話下さい、親切丁寧に教えて下さいます。

症例検討会

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内視鏡先行の症例。マーキングがしてあると言うことで、普段胃の透視をしていない方に病変の位置を読んでもらった。
しかし並んでいる写真は腹臥位の写真ばかり。しかも胃形が曝状胃であるため部位の同定が非常に難しく、位置がすぐ頭の中に浮かんできた人は何人いただろうか?私自信も後壁かな?前壁かな?と頭の中は????だらけであったが最後に部位を当てていただきほっとした。
前壁レリーフの写真をよく見ると強い第二斜位でマーキングが接線に出ていたことより、部位は体上部前壁やや大弯よりの病変と推定できたのではないだろうか。

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次に質的診断を透視歴3ヶ月?という初心者の方に挑戦してもらった。
私自身も最初は、あまり大きな変化もない陥凹性病変に見えたのでⅡcが頭に浮かんでいたが、「ホルニクス大弯より病変に向かって走るホールドをよく見なさい。」と先輩の厳しい指導が入り、確かによく視るとホールドがやや太い!!すばらしい指摘に感謝であった。
胃の透視を先にやっていたならば、はたして気がついただろうか?透視を何気なく行なっただけでは、位置的に病変の発見は難しいと思われる。半立位背臥位第二斜位の時にスタンプ画像として一部見えるが、はたして気がつくのだろうか?ますます胃の透視の難しさを実感する症例であった。
詳しい内容については、会場に来てみて下さい。資料も配付しています。

施設見学

福井社会保険病院

第45回研究会

医師講演    「 胃癌の標準治療と胃X線診断の役割」

福井県済生会病院外科部長    浅田 康行 先生

症例検討会

第44回研究会

平成13年度総会

ビデオ講演会    「 胃X線診断に役立つ臨床病理 -ミクロからX線写真へのフィードバック- 」

大阪医科大学    江頭 由太郎 先生

症例検討会

 
文責K,K 校正N,Y
 
 
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Last-modified: Sun, 05 Feb 2017 10:27:53 JST (232d)