平成18年度活動記録

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開 催 回開 催 日会  場内  容
第79回H19年4月25日(水)福井県立病院メーカー講演「消化管検査におけるFPDの有用性」」
症例検討会
第78回H19年3月7日(水)福井県立病院会員発表1「バリウムの流し方 - ルーチンを上手に撮影しよう - 」
会員発表2「胃透視下所見の見つけ方」
ワンポイント講座
症例検討会
第77回H18年12月6日(水)福井県立病院シンポジウム「胃透視のインフォームドコンセント」
ワンポイント講座「胃中下部の分割撮影」
症例検討会
第76回H18年10月4日(水)福井社会保険病院ワンポイント講座「前壁二重造影法について」
会員発表「バリウムの付着を良くするために - バス検診編 - 」
メーカー講演「X線装置の点検と安全確保」
症例検討会
第75回H18年8月2日(水)春江病院会員発表「当院におけるフラットパネルの使用経験」
メーカー講演「フラットパネルX線TVシステムについて」
症例検討会
第74回H18年6月7日(水)福井県済生会病院平成18年度総会
ワンポイント講座「アンケート調査について」
症例検討会

第79回研究会

メーカー講演 「 消化管検査におけるFPDの有用性 」

(株)島津製作所 医用機器事業部  塩 見 剛先生 

島津製作所 塩見先生

胃X線透視撮影システムも、デジタル化が始まり早や10年位になる。現在、主流として使われているDRタイプ(II-CCDシステム)、C-アーム型へと変化しながら進化している。
FPDも開発されて10年。広い視野と平面性(低歪み)により、従来のスクリーン/フィルムシステムに代わるセンサーとして消化管検査などで使用されてきている。
FPDは間接変換型と直接変換型(分解能が高い)があり、最大17x17インチの大視野により、上部消化管をはじめ、食道全体の観察、大腸全体の撮影、小腸全体の透視観察など、従来のI.I.-DRシステムでは不可能であった検査・撮影も可能になってきている。
特性
1、MTF:高い→鮮鋭度が高い
2、DQE:優れている(フィルム系より2倍高い)
  周波数特性が良い
  撮影は半分くらいの線量で良い(逆に増えている所もある)
  高圧を上げると感度が上がる(フィルターを使い線質を硬くする必要がある)
3、ダイナミックレンジ
  FPDはリニア特性、広いダイナミックレンジ
4、視認性:フィルム系を上回る。
  光の散乱が無い。
5、感度(経年変化):感度寿命が長い
6、線質依存性
  画像を拡大してもスタンダード画像と分解能は変わらない。
  透視観察画像と撮影画像を同じにできる(ネガとポジの関係)

 

画像処理に関しては、デジタルもスクリーン/フィルムシステムと同じであり、基本はアナログ画像に準ずるのでよく理解しておく必要がある。
FPDシステムはリアルタイムの診断、病変の認識能向上による検査時間短縮・総被ばくの低減などで被検者メリットの向上に貢献すると考えられる。
直接変換方式の島津FPDを中心に、FPDの特性、臨床画像例、被ばく低減への取り組み、画像処理について、また最後には新しいアプリケーション(トモシンセシス、スロット・スキャンなど)への取り組みについてご紹介していただいた。最新の情報を見聞きするのは非常にうれしいものであり、楽しい時間であった。

症例検討会

症例1、ホルニクス前壁にⅡc,1.4X1.0cm,sm
読影者は、ホルニクス前壁の隆起性病変と前庭部後壁のアレア不整を指摘した。
ホルニクス前壁の病変は、どのX線写真を見ても隆起に見えるのだが、標本を固定するとはっきりとした陥凹がみられた。反応性隆起と考えられる。

kaijou79.jpg

写真を良くみると、隆起に小さいバリウム斑を認めるものが1枚あったが、それが陥凹だったのだろうか?前庭部後壁のアレア不整は異状なしとのことであった。

 

症例2、アントルム大弯にⅡa,4.5X3.5cm,sm
二重造影像では2cm大の隆起が1カ所と、それに付随して胃のねじれがあり、そこも隆起に見えるのだが、そこまで病変が広がっているのかどうか、大きさが問題となっていた。
二重造影像だけでは隆起性病変と読めるのであるが、圧迫の写真では周提を伴う深い陥凹があるように写し出されており、その一枚の写真のために2型にも見えて、陥凹なのか隆起なのか、早期なのか進行なのか、圧迫写真にだまされ、読影者も非常に頭を悩ませた症例であった。

文責K,K 校正N,Y

第78回研究会

会員発表1 「 バリウムの流し方 - ルーチンを上手に撮影しよう - 」

福井県健康管理協会  出倉 栄美 さん

健康管理協会 出倉さん

今回のテーマは、17年度研究会のアンケートで一番要望の多かった“透視下で異常を見つけるテクニックを教えて欲しい”との意見から実現した。
最初に「バリウムをどう流すか」について出倉会員より解説がされた。
まず、撮影法の変化(充満像から二重造影)、バリウムの特徴(高濃度低粘性バリウム)、体位変換の方法(オールラウンド、ハーフターン、クゥオータターン)についての説明とそれぞれの利点と欠点についての報告があった。
また、透視台の角度(水平、30℃、60℃)の変化によるバリウムの流れ方の違い、撮影部位ごとのバリウムの流し方と描出領域を示した。
次に、県民健康センターのルーチン撮影と撮影ポイントの解説がされ、ルーチンの流れに則って、一枚ずつ検討しようということで、バリウムの流れ、ローリングの方法について会場の会員を巻込み、参加型のディスカッションが始まった。

会員発表2 「 胃透視下所見の見つけ方 」

福井県健康管理協会  木村 一雄 さん

健康管理協会 木村さん

木村会長より、透視下にて異状所見を見つけるために必要な基本的な知識についてのレクチャーがなされた。
最初に4大撮影法についての復習。透視下所見といえども撮影あっての透視であるから、撮影法を理解していないと透視も生かせない。また、病変の撮影ポイント(隆起、陥凹、平坦型)を知っていなければ、異状所見を認識していても、結局は写しこめず、わからずじまいになってしまう。その上でバリウムの微粒子タイプと大粒子タイプの特徴を覚え、自分にあった透視画像を見つける事が近道と思われる。
つづいて胃の形から異状所見を探す。これもまた重要な事である。わずかな所見を拾い上げる力を身につけよう。ローリングの方法は出倉会員より詳しく説明があったので省いたが、バリウムを自在に流す事ができれば、「弾く」、「溜まる」で病変を写し出せる訳であるから、基本技術が身に付くように頑張ろう。あと胃の主な疾患の画像も覚えておいてほしい。わずかな変化を異状所見と捉えられるまで、日々努力です。      

ワンポイント講座

済生会病院  坪内 啓正 さん

済生会病院 坪内さん

2~3秒のコマ送りによる画像読影。
症例1 体上部 Ⅱa+Ⅲ
症例2 幽門部 隆起性陰影
症例3 大弯側 3型
動体視力の訓練です。短時間で異状所見を見つける力を鍛えよう。

症例検討会

kaijou78.jpg

今回は、内視鏡発見例をさかのぼって、発見前年度の写真を見直す症例であった。
ルーチン撮影の写真から何が足りないのか、何が悪いのかを検証していった。
撮影技師はオールラウンドでローリングを行っているが、私自身はそこに大きな原因があったと思われる。透視下での観察が足りなかったことが悔やまれる。
私自身が、ハーフターンを利用して撮影する事を習って来たからかもしれないが、オールラウンドだけに頼らずにハーフターン中に観察することが大切であろう。
バリウムの流れから所見を見極める力(弾く、溜める)を養わなければ、大きな落とし穴が待っていることを認識してほしい。
仕事をこなすだけでなく、時間がかかっても良いものを提供する努力が必要と思われる。今回の研究会のテーマに相応しい症例であった。

文責K,K 校正N,Y

第77回研究会

シンポジウム 「 胃透視のインフォームドコンセント 」

シンポジスト  福井県健康管理協会  木村 一夫さん・福井県立病院  谷嶋 良宣 さん・福井県済生会病院  徳力 左千雄 さん

県立病院 寺本さん

「胃透視のインフォームドコンセント」ということで、集団検診(住民)の立場から健康管理協会の木村が、施設内人間ドックの立場から県立病院の谷嶋と済生会病院の徳力が担当した。
健康管理協会は福井県内一円の胃集検を担当しており、今年の春よりバリウムにおける過敏症や副作用対策として、受診者への“お知らせ”ポスターの作成や、下剤服用に関しての注意書きの手直しを行ったそうである。
実際の検査は、受付→問診→待合室での説明・確認→検査、と受診者に取っては慌ただしい流れで進んでいく。
撮影は発泡剤4.5gを飲み、バリウム100ccを持って入り、二重造影7枚を撮影し検診終了。
その後、下剤を注意書き文書と一緒に配布し、検診会場にて服用してから帰るように指導しているとの事であった。

kaijou77.jpg

県立病院においては、検査マニュアルにもとづいて、オーダの内容と受診者の確認→検査の説明→胃透視検査マニュアルに沿った撮影→画像レポートの作成により検査終了と成る。
済生会病院からは、最初に安全情報として、他の医薬品に対して過敏症の既住歴のある人は、ショック等が現れる恐れがあるために、より注意が必要であるとの事で2症例についての報告があった。
済生会病院では患者様の権利宣言として、十分な説明を受ける権利・自己決定の権利・情報を知る権利等を掲げており、それにもとづいた健診センターでの胃部検査の流れを説明していた。
詳しくは受診者ガイドブックを見ていただくとよくわかる。
胃の検査に関しては、第一チョイスは内視鏡検査であり、希望者についてのみバリウム検査となっているそうだ。
また、インフォームドコンセントについては、担当者による説明にばらつきがない事が大切であるとの事で、自分の所ではどうであろうと考えさせられた。
後は、胃透視に関する業務マニュアルについて説明がされた。
さて、シンポジウムで問題になった「胃検査の同意書は必要か?」についてであるが、胃集検については、市町村の契約で本人が自主的に検査を受ける事を考えると同意していると見なしても良いのではないか。
また要検査になったら精密検査を受診する所まで契約をしていると見なしても良いのではないかとの意見が出た。
人間ドックでは、同意書は取らないが、検査についての詳しい説明と確認で良いのではないかとの意見であった。
造影剤についてはどうかと考えると、バリウム自体の同意書はいらないかもしれないが、ヨード系造影剤にまで話を広げると、一人の患者さんに対しては同月内であっても検査毎に同意書を取っている施設と、一か月に一回位で良いのではと考えている施設があった。
ただ、バリウム自体でアレルギーがおこるのか?という意見では、原因になる要素が多すぎてどうなのかという意見が出ていたが、胃集検では問診時に、過去のバリウム検査後にジンマシンが出たとの報告を受け、その後医師との連携により検査中止になった事例の報告があった。

ワンポイント講座  「 胃中下部の分割撮影 」

高野病院  松澤 和成 さん ・ 福井県済生会病院   坪内 啓正 さん

高野病院 松澤さん

今回は分割撮影についてのアドバイス。
二重造影で部位別に順番に撮影をしていくには、範囲を明確にして見落としのないように撮影しなければならない。
また、椎体などの重なり、バリウムの流れによる重なりなどで常に広い範囲を写すような努力が必要で、透視観察とともに組み立てが必要となってきます。
そこでワンポイント。ストマップは理解していますか。
分割する事により、描写範囲が小さくなり、写真に写らない(切れている)範囲もある事を理解し、それをカバーする事も考えながら撮影を組み立てていく事が重要とのことであった。

 

症例検討会

shourei77.jpg

症例1)症例2)ともに隆起性陰影であるが、発生部位は別として、わかりやすい隆起とわかりにくい隆起性陰影であった。隆起を見つけたときには、高さ、表面の状態などを判断材料とするため、それらがわかりやすいように撮影されなければならない。
症例1)は、体下部前壁小弯よりにある隆起性陰影であるが、非常にわかりにくい症例であった。小さいだけでなく、高さが非常に低く、表面も綺麗な隆起であったためか、写真状でははっきりとした指摘が出来なかったⅡaであった。
症例2)は、同じく体下部大弯の隆起性病変であった。病変の指摘は出来たが、深達度の診断で別れてしまった症例であった。

 
 
文責K,K 校正N,Y

第76回研究会

ワンポイント講座  「 前壁二重造影法について 」

福井社会保険病院  島田 正儀 さん

社会保険病院 島田さん

久しぶりの勝山での定例研究会であった。さすがに福井からは遠い?でも来てくれる会員さんがおる事が素直にうれしい。
今回は、顧問島田が自ら一番バッターとしてワンポイント講座を担当した。
前壁撮影は後壁に比べると手技が難しい上に、部位と区域によりバリウム量と空気量が異なる。今回は3部位に分けて撮影を説明した。
顧問の施設の熱心な会員が自ら針金で作成したというマーゲンファントームを用いて、それぞれの体位について、実際にどの区域が撮影されているのかを事細かに説明をしていった。
撮影手順として、まずバリウムを流さないように天板の起倒を利用してローリング(ハーフタウン)を行う。
そして腹臥位第二斜位(右腰上げ)で頭低位にしながら空気とバリウムを置換させ、そこで撮影。
だが前壁はほんの少しが撮影されているだけである。
次にそのまま台を起こし正面に戻し、ヒップアップ(胸膝位)後、逆傾斜にて撮影。
実際はなかなかむずかしい、空気量とバリウムと体位の兼ね合いが。
さらに、お尻をおろしながら左腰を上げ撮影。以上が、前壁撮影のポイントである。
ここでワンポイントアドバイス。コツは胃形を熟知する所から始まる。バリウムの量と空気量、そして枕の大きさと位置に注意。最後に二重造影撮影時の注意点をアドバイスして終わった。

会員発表  「 バリウムの付着を良くするために - バス検診編 - 」

福井社会保険病院  和田 宏義 さん

社会保険病院 和田さん

社保の胃透視(検診)の環境は、院内直接撮影、バス直接撮影、バス間接撮影があり、バリウム200~220W/V%、130~150cc、発泡剤5g を使用し7枚撮影を行っている。
和田さんは、以前、当研究会にて講演をしていただいた吉本先生の撮影技術に惚れ込んで、その撮影法をバイブルとして仰いでいるそうであるが、そこに近づくための日頃の研鑽をここで報告していただいた。
吉本先生の撮影法をそのまま真似るには、仕事の環境等で無理が生じるために、一部撮影手順を変更して行っているとのことであった。
変更点の一番のポイントは、発泡剤を水でなくバリウムで飲用してもらうことである。しかし泡が多く残るため、それをなくす方法も公開していた。
変更後の長所は、前より検査が楽に感じるとの意見が増加したことである。
バリウム検査離れが多い時代にうれしい報告である。
逆に短所として、食道がよく見られない、検査手順の説明時間が延びたとのことがある。
結果としては、受診者の負担が軽減でき、バリウムの付着も良くなるとの結論が見られたが、食道撮影への課題が残った状況である。
また使用するバリウムによってはベタツキの画像が見られることもあり、今後、量・濃度・製剤の検討が必要であるとのことであった。

メーカー講演  「 X線装置の点検と安全確保 」

丸文通商株式会社 加藤 辰男先生 

丸分通商 加藤先生

今回は、島津製作所代理店の丸文通商(株)で、X線器械などの修理を担当している現場責任者の方より機器の管理についてお話を聞いた。
保守点検の考え方には事後保全と予防保全との2つに分類される。
事後保全は故障したときに修理すればよいという考え方で、その前提に機械は故障するものではなく、むしろ正常に動き、故障することは非常にまれで日常業務の上で問題にならないという一般的な考え方(自分だけ?)である。
それに対して予防保全とは信頼性を維持して故障などの異常が起きる確立を減少させ、異常状態の早期把握、微細な故障発見など、正常状態が維持される確立を高めることを目的としており、計画的に一定期間ごとに点検、調整、部品交換などを行う保守の方法で、自動車の定期点検などはその考え方の一例である。
平成8年3月より病院などの施設に対して医療法で保守点検が義務づけられたそうだ。
しかしお金がかかるとなると点検の必要性が解っていてもなかなか難しい状況であり、技師にもできる日常の点検(目視・耳)を最後に教えてもらった。

 

症例検討会

発見一年前のルーチン撮影の写真では、明らかな異状所見を認めない。
一年後の写真では、体中部の大弯に3cm大の隆起所見が見られ、陥凹所見も伴っているように見える。
これは悪性、しかも2型かと思いきや、よく見ると隆起自体は辺縁がスムースで良性のように見える。カメラを見ると同一部位に、白帯を伴う隆起+陥凹病変が見られた。それとは別にホールドの集中が見られ(瘢痕)、前後壁のキッシング潰瘍であった。
大きさに惑わされずに、病変の辺縁や硬さをしっかり観察すべき症例であった。

文責K,K 校正N,Y

第75回研究会

会員発表 「 当院におけるフラットパネルの使用経験 」

済生会病院  荒井 啓介 さん

今回の研究会は坂井市の春江病院にて行われた。
まず、会員発表ということで、済生会病院の荒井さんより、直接変換方式平面検出器搭載X線TVシステムの使用経験について報告をしていただいた。
システムは平成16年9月より稼働しているとのことで、さすが昇降タイプのためか、床面より天板までの高さの低いこと・・・。
車椅子の患者さんの移動も今までより楽になったようである。
FPDの変換方式には、直接タイプ、間接タイプの2種類があり、済生会病院は直接変換方式のタイプを採用したそうだ。
平面検出器の主な仕様は、a-Se直接変換方式で、総画素数2304×2304 pixelsで有効画像領域34×34cm。これが凄いのかどうかは、私には解らないが私の施設にもFPDが欲しい~よ。
I・I-DRとFPDでの空間分解能・コントラスト分解能(輝度測定による)の比較を提示していただいたが、ややFPDが良いようである。
《利点》
高コントラスト、高鮮鋭度な画像が得られる
ベースのノイズが少なく、撮影画像のざらつきが目立たない
ダイナミックレンジが広い
デジタル補償フィルタにより画像の黒つぶれを低減できる
画像の歪みが無い
I・Iに比べ視野が大きい
I・Iに比べ検出器が小型化した
視野を拡大しても空間分解能は変わらない
経年変化がない?
《欠点》
透視、撮影スイッチを押してから、実際にX線が出るまで若干タイムラグがある
透視画像は、I・Iに比べざらついた印象を受ける
X線吸収差の大きい所は、部分的に画像が黒くつぶれてしまう
絞りや拡大を戻したさい焼きつきがある
電源投入後、FPDが安定するまで20~30分かかる
高価である

メーカー講演  「 フラットパネルX線TV装置について 」

東芝メディカルシステムズ中部支社 X線システム担当 田中 亨 先生

症例検討会

文責K,K 校正N,Y

第74回研究会

平成18年度総会

本日は総会.いつもながら人影はまばら.こんなんで今年度やっていけるのか,ちょっと不安.
さて,17年度の事業報告であるが,終わってみれば講演ばかりで,はてさてこれで良かったのかどうなのか,皆さんはどう思われましたか.
講演内容は重たくなかったのかな.胃X線検査を覚えるには,聞くばかりでもダメなんじゃないかな.
最近は胃透視の件数が少ない施設も多いから,講演ばかりでは“頭でっかち”にならないかちょこっと心配です.
続いて会計報告.やけに会費の残金が多いようにみえたが,16年度よりやや少ないか.でもこれだけあれば高名な先生が呼べるかも.でも会員が集まらないとお金の無駄かな.
会員へのアンケート調査によると,撮影テックニックの公開や病理の話をして欲しいとの意見があったようで,勉強家が多いのはうれしいが,できれば総会で自分たちの思いを発言してほしかったな.
18年度の事業計画は,アンケート調査の結果を踏まえて会員の発表ばかりで,昨年とは極端に違う内容である.担当世話人の方達は頑張って!としか言いようがない計画ですね.
でも世話人ばかりに任せずに会員の皆さんもご協力を!発言を待っています.

ワンポイント講座

福井県済生会病院  坪内 啓正 さん ・ 高野病院  松澤 和成 さん

kaijou74.jpg

症例1
若い男性,主訴は背部痛.8秒ごとのコマ送り画像を見て異常所見を探す問題であったが,背部痛にだまされた症例であった.
結果は,食道下部にかなり大きいアデノーマがあり,バレット食道と診断された.背部痛との因果関係はわからず,経過観察となっている.
症例2
集団検診チェック例である.体下部~胃角部後壁に隆起性病変がみられ,高分化型のⅡa、14×17mm、M癌であった.集検写真では存在はわかるのだが,追加撮影を行っているにもかかわらず,癌までを疑える写真ではなかったのが残念であった.
症例3
心窩部痛をともなう50代の男性.Antrum小弯よりに隆起をともなう陥凹性病変.読影者は,小さい2型進行癌を疑うとのことであった.私自身は,なぜ2型なのかと疑問を抱き,その根拠がよくわからなかった。今回はよく意見交換ができた方であるが,進行の方法によっては,もっと議論が広がる余地があったと思われる.
出題者から,これが集団検診だった場合に見つけることは可能であるかとの質問があったが,胃の形からみてバリウムが流れやすく,何気なく撮っているだけでは病変が隠れて見逃す確率が高い症例であると思われた. 結果 Ⅱa+Ⅱc、18×10mm、低分化型、Sm2であった。

文責K,K 校正N,Y
 
 
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Last-modified: Sun, 05 Feb 2017 10:27:54 JST (286d)